2005/05/10

人生でもっとも長く短い一日(だったはず) 『25時』

本日の映画:25時 
麻薬所持の罪で逮捕されたモンティ。刑期は7年。彼が刑務所に収監されるまであと24時間。残された最後の1日を愛する恋人ナチュレルや親友のジェイコブ・フランク、そして父親と共に過ごしながら、失った自分の人生に思いをはせるというストーリー。主演はエドワード・ノートン。スパイク・リー監督作品ということもあり、かなりダークな作品。差別的な表現も多いし9・11に関するエピソードもあるので、そういった内容があまり得意でない方にはお薦めできません。

見所はなんといってもエドワード・ノートン演じるモンティの心象風景。怒り・孤独・恐怖・後悔・悲哀といった激しい感情を内に秘めつつ最後の1日を静かに過ごしていくモンティと彼を取り巻く人間達の心の揺らぎの様なものが画面からにじみ出てくるようなそんな作品でした。一言で言ってしまえば『自業自得』となってしまうわけですが、彼がこれから7年刑務所に収監されるという事実を前にして色々な人が色々なことを考えます。「だれが警察にたれ込んだのか」「なぜ彼を止められなかったのか」「どうしてこうなってしまったのか」。

中でもモンティの親友の1人であるフランクがグラウンドゼロをバックに言った「今日で全てが終わる」という彼の本音ともとれるセリフが印象的でした。あとモンティが助けた犬ドイルとの散歩シーン。淡々と歩く姿には絶望にもにたある種のあきらめのようなそんな気配が漂っていて観ていて哀しくなります。

モンティが父親と刑務所へと向かうラストシーンでの「このまま西へ そして別の人生を」というくだりと最後の彼の傷だらけの顔にこの作品に込められたメッセージを感じます。
公式サイトはコチラから。スパイク・リーとエドワード・ノートンのインタビューも載っています。作品とあわせてどうぞ。
*****作品データ*****
THE 25TH HOUR (2002年/アメリカ)
監督:スパイク・リー
製作:スパイク・リー
脚本:デイヴィッド・ベニオフ
原作:デイヴィッド・ベニオフ
音楽:テレンス・ブランチャード
出演:エドワード・ノートン , フィリップ・シーモア・ホフマン , バリー・ペッパー , ロザリオ・ドースン
posted by クマ at 16:35 | Comment(0) | TrackBack(1) | ★★★★☆



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映画「25時」 25th hour
Excerpt: 息抜き + 英語の勉強ネタです。 取り上げるのは、デイヴィッド・ベニオフ原作、スパイク・リー監督の、 映画「25時」 25th hour です。...
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