2013/08/01

『先生を流産させる会』

先生を流産させる会」 ★★☆☆☆
Let's Make The Teacher Have A Miscarriage Club (2011年/日本)
監督・脚本:内藤瑛亮
主演:宮田亜紀、小林香織ほか
公式サイト:http://sensei-rsk.com/

2009年に愛知県でで実際に起きた異物混入事件をモチーフに創られたフィクション作品とのこと。中学生の女子グループが妊娠した担任教師に嫌悪感を抱き、流産させようと画策する姿を描いた作品。62分とかなり短く、映像の質感や役者の演技など、映画っていうよりもVシネマっぽい雰囲気。題名からしてなにやら不穏な気配が漂ってますが、実際には「それほどでも」というのが正直なところ。確かにリーダー格の少女の周囲には禍々しい“何か”を感じますが、それ以外はさほど印象に残るようなものはなかったと思う。

少女たちの性に対する嫌悪だとか残酷さといった思春期特有の物事のとらえ方や言動が見どころなんだと思います。が、個人的にはそんなのどうでも良くて、「生徒が先生の流産を画策する」という異常な状況で、生徒の問題行動を、あるいは間違った(穿った)物の見方を窘めるとき、教職者という立場ならばどんな言葉で説明・説得するのか、という一点に非常に興味をそそられてました。残念ながら「これは!」というシーンには出会えませんでしたけど。

しかも、グループのリーダー格の親はネグレクトのようだし、もう一人の親は絵にかいたようなモンスターペアレンツだし、学校側は体裁ばかり気にして問題の本質を見ようとしないしで、ここ数年の教育環境をとりまく問題のオンパレード。観れば観るほど「先生は大変だなー」という思いが深まるばかりです。

攻防の結果、先生は文字通り流産してしまうわけなのですが、子を持つ親という立場としては、できれば身の危険(というかお腹の子の危険)を感じた時点で保身に回ってほしかった。もしかしたら、先生にとっては生徒も自分の子と同じくらい大事、というメッセージが込められているのかもしれませんけど、それこそそんなキレイゴトなんて、今の女子中生には通じないような気もします。

あと、演出面で驚いたのが平手打ちシーン。えぇぇぇーっっ!?とびっくりするくらいかすりもしないのはどういうこと??

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posted by クマ at 09:30 | Comment(0) | TrackBack(0) | ★★☆☆☆



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