2007/04/15

『大停電の夜に』

クリスマス・イブの夜、大停電が発生し東京の街からは光が消え一面の暗闇に。かつての恋を胸に秘め閉店の決意を固めるバーのマスターやそのバーの向かいのキャンドル・ショップの女店主。不倫を清算したサラリーマンや彼を待ち続けるその妻など、停電をきっかけにたくさんのドラマが動き始める…。

本日の作品は『大停電の夜に』。クリスマスに繰り広げられる男女12人の群像劇。登場人物達それぞれの過去が微妙に重なっているところや、ハッピーでエンドでもバッドエンドでもないラストなど、他の作品には見られないこの作品独特の雰囲気があって見ててとても心地よい作品でした。クリスマスシーズンに見たらもっと盛り上がったかも。

まず、でてくる人間のほとんどが人生の盛りを越えた大人であるってところも好感度高いですね。人生の岐路を過ぎ平凡な毎日をそれなりに幸せに暮らす人々がこの作品の主人公たちです。何か劇的な展開があるってわけでもないし、かといって現状に満足しているわけでもない。決してドラマティックな人生を望んでいるわけではないんだけど、全てを諦めているわけでもないっていう非常にグレーな立ち位置の大人たち。このあたり、他人事とは思えないんだよな〜。

この作品ではいくつかのストーリーが平行して進んでいくのですが、都会の明るい光が無いっていうだけでありふれた状況がドラマティックに見えてしまうから不思議。雰囲気勝ちって言葉があるとしたら正にこの作品のことでしょうね。ご都合主義的な強引な展開もちらほら見受けられますが、このやわらかい雰囲気に上手く隠されてしまっているといった感じですね。まぁ細かいことは言わず、楽しんだ者勝ちといったところでしょうか。個人的にはクリスマス色が強すぎないところ、青臭い話が一切無いところが評価高かったです。
*****作品データ*****
大停電の夜に - UNTIL THE LIGHTS COME BACK(2005年/日本)
監督:源孝志
出演:豊川悦司、田口トモロヲ、原田知世、吉川晃司、寺島しのぶ、井川遥、阿部力、本郷奏多、香椎由宇、田畑智子、淡島千景、宇津井健
公式サイト:http://www.daiteiden-themovie.com/
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posted by クマ at 15:05 | Comment(2) | TrackBack(1) | ★★★☆☆



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この記事へのコメント
初かきこでつソフトクリーム突然すぃません
『17歳の処方箋』で検索してたらヒットしたので立ち寄りました凾サれにしてもめっちゃ映画みてはるんでつね怒り(ムカッ)うらゃましぃ怒り(ムカッ)映画って5人がみたら5つの意見がでるものだって思うんですょ、印象に残ったシーンも違うだろぉしバツ1でも『17歳の処方箋』のコメント、ぁたしもそぉ思いました食パン食パン食パン17歳しか感じれなぃ、17歳しか感じとれなぃ、母親からの重圧だったり兄との比較からくるコンプレックスだったり異性への興味だったり…たくさんの人と出会って別れて、自分のモノサシがおっきくなってぃく様を、カルキンくんがぅまく表現してるなって感じました怒り(ムカッ)
多感な青春期って、別れゃ出会ぃゃ挫折、成功、なんでも吸収してって、大人になる、強くなる処方箋が、周りにいっぱいぁるんだなぁって、思いまちた
ではまたきまつ
  H
Posted by ホシウメ at 2007年04月16日 03:48
ホシウメ さん コメントどうもありがとう♪
お返事遅くなってゴメンナサイね。

『17歳の処方箋』、なかなか面白い作品でしたよね。多感な時期特有のもどかしさが上手く表現出来てたと思います。

最近なかなか思うように更新できてませんが、ストック数だけは膨大にありますので、また遊びに来て下さいね〜。
Posted by クマ at 2007年05月13日 13:11
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悪魔の棲む家
Excerpt: 主にWOWOWで見た映画の感想を綴っています。 たまに最新作も・・・ 昔の映画の感想も合い間に交えて・・・ 構成なんか参考になりますね。 よろしくお願い致します。
Weblog: マイシネマ日記
Tracked: 2007-04-28 08:24
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