2014/05/03

『乱暴と待機(2010年/日本)』 ★★★★☆

監督・脚本:冨永昌敬
出演:浅野忠信、美波、小池栄子、山田孝之
公式サイト:http://www.ranbou-movie.com/


作品自体面白いんだけど、それよりなにより小池栄子がたまらなく良くて参った(笑)。この雰囲気どっかで観たな〜って思ってたけど、「腑抜けども〜」の本谷有希子の戯曲が原作だと知って、思わず納得。「腑抜けども〜」同様、世間ズレした内容なのになぜか笑い飛ばせない、そんな絶妙なバランス感覚が癖になりそう。

この作品、とにかく小池栄子が良い。あまりの嫌悪感に突然嘔吐したかと思えば、廃品回収車からかっぱらった自転車を他人の家に投げ込んでみたり、土足で踏み込んで仏壇のリンゴを齧ってみたり。予測不能かつ奇抜な行動を繰り返すんだけど、その中でも一番面白かったのが4人で人生ゲームをするくだり。「番上くぅ〜ん」と猫なで声を連発しアホな子を演じたかと思えば、その直後事に至る奈々瀬と番上を前に淡々と怒りを爆発させる。「私だって云々〜」という女子的なセリフには少しがっかりしたけれど、それでも「破水してるぞ」「余計なお世話だ」といった浅野忠信とのシュールなやり取りには痺れました。三白眼も素敵です。

ついでに奈々瀬役の美波。彼女もかなり良い仕事しているのですが、いかんせん「誰にも嫌われたくない女」という全ての女性にとってもっとも忌み嫌われるタイプの女性を演じているだけに、ムカつくことこの上なし。ま、それだけメンドクサイ女を熱演してたってことですが。しっかし見ているこっちもかなりイラつく!

「乱暴と待機」予告編


小池栄子のキレキレ演技といえば、「接吻」も結構やばかった。冴えないOLが獄中の殺人犯と結婚するっていう話なんだけど、そのキレキレなOLを演じているのが小池栄子。ものすごいハマり役だと思うので、興味のある方は是非ご一緒にどうぞ。あらすじ&感想はこちらから→[接吻(2008年)/毎日が映画日和]
posted by クマ at 05:51 | Comment(0) | TrackBack(0) | ★★★★☆



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