2005/06/16

母親が娘に注ぐ無償の愛に涙 『ステラ』

本日の映画:ステラ 
バーで働くステラはある日店に立ち寄った医学生スティーヴンと恋に落ち子供を身ごもってしまう。そのことを知ったスティーヴンに結婚を申し込まれるが、彼女はその申し出を断り未婚の母として女手一人で愛する娘ジェニーを育てる。大小さまざまな出来事を力をあわせて乗り越えながら親子仲良く暮らしていた2人だったが、ステラはこのままジェニーと2人で暮らし続けることが彼女のためになるのかと次第に悩み始める、というストーリー。主演はベット・ミドラー、トリニ・アルヴァラード、マーシャ・メイソン。

1990年とチョット古い作品ではありますが、とてもすばらしい作品です。なんといってもステラを演じるベッド・ミドラーの演技が素晴らしい!豪快で涙もろく娘思いの良き母親役を熱演しています。作品序盤、バーカウンターで踊る登場シーンから全編通してキョーレツ(モーレツ?)な個性と存在感を遺憾なく発揮しております。あの衣装とあのメイクそしてあの表情豊かな演技力。いやースゴイなぁ。

みどころはステラとジェニーが描き出す素晴らしい親子愛。お互いがお互いのことを思いやる姿に思わずホロリとさせられます。大事にするあまりついつい小言が多くなる母親とそんな母親に嫌気を感じついつい反抗的な態度を取ってしまう娘。ケンカするたびに前よりももっと素晴らしい関係を築いていく、そんな二人の姿につい魅了されてしまいます。

この作品の最大の魅力はなんといっても親側の立場から観ても子側の立場から見ても共感できるというところ。現に私もこの作品を初めて観た時にはジェニー側の立場から共感しホロリとしましたが、今回は一転してステラ側の立場で作品を観てホロリとしていました。親側の立場に立っちゃうなんて歳取った証拠ですけどね(笑)。

あと、個人的に好きなのが、若い頃からステラに惚れ込んでいた友人ジョンの存在。彼が事ある毎に「いい女だろ〜」って言って周りの男達に自慢げに彼女を紹介するところ。お互いに歳とってもそのセリフは若い時と変わらない。飲んだくれのロクな男ではないけれど、この一言に優しさを感じますね。いいヤツだ。うん。

雨の中ステラが娘を見守るラストシーンは感動すること間違いなし。未見の方はハンカチをご用意の上、是非一度ご覧になってくださいませ。オススメです。

*****作品データ*****
STELLA(アメリカ/1990年)
監督:ジョン・アーマン
製作:サミュエル・ゴールドウィン・Jr
出演:ベット・ミドラー、トリニ・アルヴァラード、マーシャ・メイソン
posted by クマ at 15:53 | Comment(11) | TrackBack(1) | ★★★★☆



前後の記事へリンク
この記事へのコメント
初めてオジャマさせて頂きます☆
私もこの映画が大好きです。そして映画、好きです!またゆっくりとおじゃましに来ようと思います☆TBもさせてもらいましたm(__)mでは失礼致します...
Posted by pipikopiko at 2005年11月11日 17:56
pipikopikoさん はじめまして。
この映画、何度観ても泣けますよね。
ベッド・ミドラーの肝っ玉母ちゃんぶりが印象的な作品です。あと、あの奇抜な衣装もね。

こちらからもTBさせて頂きました!
これからもどうぞヨロシクです。
Posted by クマ at 2005年11月15日 00:16
ごめんなさい。学生時代にみた映画ですが、「この映画が好き」とか「良かった〜いい話」なんて言う人間が、信じられませんでした。確かにベット・ミドラーはいい演技をしているのですが・・・。
Posted by 春秋里 at 2010年03月02日 20:02
春秋里さん こんにちは。コメントどうもありがとうございます。

春秋里さんにはこの作品、残念ながら響かなかったようですね。

私は雑食なので、ハリウッド映画も単館系映画もコメディもホラーもそれなりに楽しめますが
人それぞれ映画に求めるものが違いますから、作品に対する評価も人それぞれかと思います。
同じ意見の人を見つけて意気投合するのも楽しいし、逆に異なる見方や意見を交換するのも
いろいろな気付きがあって面白いです。(ですので「ごめんなさい」は不要ですよ)

反対意見も大歓迎ですので、これからもどうぞよろしくお願いします♪
ついでに春秋里さんのオススメ映画も教えていただけると嬉しいです(厚かましくてスミマセン)。
Posted by クマ at 2010年03月03日 13:14
ブログへのコメントありがとうございました。こちらは読んでなかったので、今ごろオススメを書いときます。
メジャーなところだと、『ニュー・シネマ・パラダイス』『フィールド・オブ・ドリームス』『アポロ13』『ルパン3世・カリオストロの城』『ライフ・イズ・ビューティフル』てなとこでしょうか。
『プリティ・リーグ』『スターリングラード』も良かったな。
ここにあげた作品はだいたい2回(多いものは5回)以上、劇場で見てます。
Posted by 春秋里 at 2010年03月08日 22:58
春秋里さん
オススメ映画、ありがとうございます♪
あげて頂いたタイトルのうち、「ルパン三世〜」と「アポロ13」の2作品はみたことあります。
「アポロ13」は記事にもしているので、よろしかったらご覧になって下さいね。
ちなみに★4つの高評価でした。

おすすめ作品、是非鑑賞してみようと思います。
見終わったら感想UPしますね。
Posted by クマ at 2010年03月10日 14:29
自分のブログに書いていただいたコメントに応えて書きますと、辛い現実を描いた作品と言えば、『ダンサー・イン・ザ・ダーク』です。
「アポロ13」の記事は読みました。エド・ハリス良かったですね。彼がスナイパー役で出演しているのが「スターリングラード」です。
こうして書き並べると、仕事柄、史実を描いた映画がやっぱり好きです。
Posted by 春秋里 at 2010年03月10日 21:57
本当に泣けました。
このお母さんの大ばか者のとんでもない愛情にほんとにあきれ返りました。

最後まで無償の愛を貫く姿はもう人間を超えているような気がしました。

リアリティがありそして超越感もある素晴らしい映画です。
Posted by アボカド at 2010年09月06日 15:52
アボカドさん コメントどうもありがとうございます。

この作品、いい作品ですよね〜。

>このお母さんの大ばか者のとんでもない愛情
ホント、その通り!
近くにいたら、凄く鬱陶しいだろうなと思います。
でもどうしても憎めないというかなんというか(笑)。

私にとっては何年かに一度無性に見たくなる、大事な作品です。
Posted by クマ at 2010年09月08日 13:26
最後のシーンが強烈に印象に残ってます。
道行く人に『あの子幸せそう?』とかなんとかいって、わらったお母さんの笑顔は忘れられません!
そのあとの後ろ姿がみてて悲しかった!
かなり以前にみましたが、そこだけは今もはっきり覚えてます。
こんな強い女性になりたいなぁと思った映画です!
Posted by kajy at 2012年10月15日 02:29
kajyさん コメントありがとうございます。
そうそう、周りの人に確認するんですよね。娘が幸せそうに見えるかどうか。
あぁ思い出したらまた涙腺が…。
ほんと、この映画でのベット・ミドラーには泣かされっぱなし。
何度も見ても良い映画だと思います。
Posted by クマ at 2012年10月23日 15:51
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

この記事へのTrackBack URL
http://blog.seesaa.jp/tb/4398893

「ステラ」 〈映画No,24〉
Excerpt: (1990年米)監督:ジョン・アーマン 製作:サミュエル・ゴールドウィン・ジュ
Weblog: ♪ピピコピコの『映画の話』&色々な話
Tracked: 2005-11-11 17:58