2005/06/25

消化できないフラストレーション 『子猫をお願い』

本日の映画:子猫をお願い 
女子高生のテヒ、ヘジュ、ジヨン、そして双子のピリュとオンジョの5人は気の合う仲間。高校を卒業してからも機会を見つけては集まり食事を楽しむ。楽しそうな表面とは裏腹に将来に対する漠然とした不安を抱えながら過ごす彼女達。環境や考え方の違いが目立つようになり、彼女達の間にも少しずつ溝が開いていく。主演はベ・ドゥナ、イ・ヨウォン、オク・ジヨン他。

高校を卒業し社会に放り出された5人の少女が体験する不安や不満、悩みを描いた青春ドラマ。こうして見ると日本の若者も韓国の若者もあんまり大差ないんだなぁと思います。携帯電話がコミュニケーションツールとして重要な役割を果たしている部分が印象的。

みどころは、登場する少女5人それぞれが自分達の抱える問題にうまく対処できずそのせいで発生するフラストレーションをうまく消化し切れていないところ。ある者は友人をなじることでプライドを保とうとするし、ある者は口を閉じて語ることを拒むといった具合に。20歳という年齢ならではの自分への甘えとも社会への甘えとも取れそうな行動や言動に、ついつい説教したい欲求に駆られるたび、私は自分の歳を痛感させられました。これじゃ飲み屋で説教たれるオヤジだ。「いまどきの若いやつはー」っていうアレ(笑)。

韓国映画って結構喜怒哀楽が激しい作品が多かったので敬遠しがちだったのですが、この作品は珍しく淡々としていて嫌な感じが全くしませんでした。扱うテーマがよかったのか監督が女性だったからなのかは分かりませんが、あまりくせのない作品ですので万人受けしそうです。最後に、この映画から垣間見える韓国の住宅事情や食事情、女性の労働事情などは文化の違いを如実に感じられてなかなか面白かったです。やっぱりトッポギ食べてんだーとか、玄関の扉、すごい鍵ついてるなーとかね。ご覧になる時には是非その辺もあわせて観てみて下さい。
****作品データ*****
TAKE CARE OF MY CAT(2001年/韓国)
監督:チョン・ジェウン
出演:ベ・ドゥナ、イ・ヨウォン、オク・ジヨン
posted by クマ at 13:09 | Comment(0) | TrackBack(1) | ★★☆☆☆



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