2005/07/06

美しい田園風景と人間のたくましさ 『コールドマウンテン』

本日の映画:コールドマウンテン 
南北戦争末期、コールドマウンテンという農村にやってきたエイダはそこで寡黙な青年インマンと出会い恋に落ちる。しかしまもなくインマンは南軍の兵士として出兵。戦地で瀕死の重傷を負ったインマンは何とか一命を取り留めるが、その病床で受け取ったエイダからの手紙が引き金となり彼はエイダのまつ故郷コールドマウンテンへ帰るため脱走を決意する。一方エイダはその後父親を亡くし女一人細々と暮らしながらひたすら彼の帰りを待ち続けていたが、ある日彼女の元をたずねてきたルビーと名乗る女性と共同生活を始め、次第にたくましさを身に付けていく。主演はジュード・ロウ、ニコール・キッドマン、そしてこの作品でアカデミー助演女優賞を獲得したレニー・ゼルウィガー。

南北戦争を舞台にした歴史的ラブロマンス作品。戦争のせいでわずかな時間しか一緒にいれなかったインマンとエイダが貫く純愛が主なテーマとして宣伝されていましたが、観終わった後の感想としては戦時下で繰り広げられる人間模様が主なテーマかなと感じます。で、その中の一つのエピソードとして彼らの純愛も含まれている、という感じ。インマンとエイダの恋愛は最初と最後に出てきますが割合としては10%位じゃないかなぁ。感覚値ではありますが。

この作品、みどころはなんといってもニコール・キッドマンとレニー・ゼルウィガーが演じる二人の女性の人生模様。かたやお嬢様として育ち、広大な土地を目の前に何も行動できず途方にくれるか弱いエイダと決して育ちが良いとは言えないが生きるすべを全て身につけたたくましいルビーの対比が非常に面白かった。なるほど、助演女優賞を獲るだけあってレニーの地に足の着いた演技はとてもよかった。ブリジョンのようなコメディを演じる彼女もキライではないですが、どちらかというとシリアスなドラマに出ている彼女の方が個人的には好きかなぁ。でもってルビーから生きる術を学ぶエイダを演じるニコール・キッドマンはといいますと、相変わらず肌は透けそうなくらい白いし時代背景に合わせた衣装の相乗効果も抜群、端整な顔立ちがより際立って息を呑むほど美しいです。思わずため息。たとえ畑を耕しているシーンだとしても彼女の周りには華があります。そしてそんなニコール・キッドマンに負けないくらい美しいいのがスクリーンに広がるコールドマウンテンの田園風景。四季折々のさまざまに変化する美しい風景はとても印象的でした。

ただちょっと残念だったのは、インマンとエイダが再開した後に繰り広げられるラブシーンの存在。はっきりいって無粋だよね、あのシーン。せっかくそこまで美しくってやや冷たい感じの淡々とした映像が続いてきたのにがっかりです。なんていうのかな、他のシーンと2〜3℃温度が違ってるって感じ。どうもしっくりこなかったです。ま、ニコール・キッドマンの裸体はホレボレするくらい美しかった(この前白いカラスでも観たけどね)し、ジュード・ロウもかっこよかったのでいいけどさ。

あ、そうそう、公式サイトを観て初めて気がついたのですが、ナタリー・ポートマンやドナルド・サザーランドなど結構すごい役者が出ていたのですね。特にナタリー・ポートマンには気がつきませんでしたよ。

*****作品データ*****
COLD MOUNTAIN(2003年/アメリカ)
監督:アンソニー・ミンゲラ
出演:ジュード・ロウ、ニコール・キッドマン、レニー・ゼルウィガー
公式サイト:http://www.movies.co.jp/coldmountain/
posted by クマ at 14:21 | Comment(0) | TrackBack(2) | ★★★☆☆



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コールドマウンテン
Excerpt: お気に入り度 ★★☆☆☆ 出演ジュード・ロウ ニコール・キッドマン レニー・ゼルウィガー 南北戦争を背景にした純愛大河映画。 父に大切に育てられた美しい箱入り娘のエイダ(ニコール)は、牧師として赴任..
Weblog: 見たり読んだり、聴いたりもして……
Tracked: 2005-07-07 13:29

映画『コールドマウンテン』
Excerpt: ??それは,千億の山と谷を越えて,あなたへと続く帰り道.??南北戦争に従軍したインマン(ジュード・ロウ)が,故郷コールドマウンテンで待つ,ひとりでは何もできないお嬢さんであり恋人のエイダ(ニコール・キ..
Weblog: Trace Am's Life to Success
Tracked: 2005-08-23 01:30