2005/07/27

悪魔の背骨って… 『デビルズ・バックボーン』

本日の映画:デビルズ・バックボーン 
内戦下のスペイン。戦争で両親を失い人里離れた孤児院へと連れてこられた少年カルロスはそこに置き去りにされてしまう。院長たちはしかたなく彼を受け入れることにし彼に“12”と書かれたベッドを与えるが、そのベッドはかつてサンディと呼ばれる少年が使用していたベッドで彼は行方不明になっていた。そしてそのベッドで眠りについたカルロスはその晩から不思議な出来事を体験することになる。監督は「ミミック」や「ブレイド2」等を手がけたギレルモ・デル・トロ。主演はエドゥアルド・ノリエガ、マリサ・パレデス、フェデリコ・ルッピ。

プロデュースを努めたのが『オール・アバウト・マイ・マザー』や『トーク・トゥ・ハー』、『死ぬまでにしたい10のこと』等を手がけたペドロ・アルモドバルってことで結構期待して観てみました。一応ホラーというジャンルに属してはいるのですが、全くホラーっぽくない作品。舞台が人里離れた孤児院ってことと、日が暮れてからのエピソードが多いってこと、どうやら行方不明になったサンディがストーリーの鍵を握っているらしいということで全体的に陰鬱とした不気味さは漂ってはいるのですが怖くはないです。ホラー色よりもむしろ人間ドラマ色の強い作品かと。

内戦という異常な時代背景と大人たちが繰り広げる騙しあいの数々。作品終盤のハチントの裏切りから始まる惨劇とそれに対抗する少年たちの姿は特に印象的。たしかにこんな状態になったら大人なんか信じられないよねぇ。うん。子供達が孤児院を後にするラストシーンは妙にすがすがしく感じられてしまいました。

そうそう、タイトルにもなっている『悪魔の背骨』と呼ばれるお酒(飲み薬?)に関するエピソードも作品の序盤ででてくるのですが、サンディよりも何よりもこの作品の中で一番不気味でした。それ、飲むんですか…(汗)。
*****作品データ*****
EL ESPINAZO DEL DIABLO/THE DEVIL'S BACKBONE(2001年/スペイン)
監督:ギレルモ・デル・トロ
製作:ペドロ・アルモドバル、ギレルモ・デル・トロ
出演:エドゥアルド・ノリエガ、マリサ・パレデス、フェデリコ・ルッピ、フェルナンド・ティエルブ
公式サイト:http://akuma-no-sebone.com/


+++ペドロ・アルモドバルつながり+++
彼の作品のレビュー記事はこちらから。
 →オール・アバウト・マイ・マザー[04/12/06]
 →トーク・トゥ・ハー[04/11/23]
 →死ぬまでにしたい10のこと[04/10/05]
posted by クマ at 14:27 | Comment(0) | TrackBack(0) | ★★☆☆☆



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