2005/09/05

美しい風景と美しい女 そこにある人間模様 『マレーナ』

本日の映画:マレーナ 
村で一番美しい女“マレーナ”に一目惚れしてしまったレナート。その日からというものレナートは時間の許す限り彼女を追いかけ、深夜窓の隙間越しに盗み見をし、来る日も来る日も彼女のことばかり考えていた。そんなある日マレーナの夫が戦死、その日を境に村の男達はマレーナに言い寄り、そんな状況を快く思わない女達からはいわれのない仕打ちをうけることになる。そんな彼女をレナートはひとり静かに見守り続ける、というストーリー。監督は「ニュー・シネマ・パラダイス」のジュゼッペ・トルナトーレ。主演はモニカ・ベルッチ、ジュゼッペ・スルファーロほか。

先日地上波で放送していた作品。吹き替えということもあり、序盤はなんとなーくぼんやり見ていたのですが、マレーナの夫が戦死したあたりから状況は一転、結構残酷な展開にかなりビックリしました。美しい未亡人が題材となっている作品ですのでエロイ(というかエグイ)部分があるのは仕方がないかなぁとは思っていたのですが、あの女性達の仕打ち、この映像美からは想像つかないですよね。個人的には平日のお昼に放送するにはあまり適していないのではないかと思うのですが、どうでしょう。

マレーナに恋心を抱くレナートの、思春期特有のじっとりとした感じ(とはいってもイタリア映画なので、けっこうあけすけな感じではありますが)は上手く描けてるなぁって思います。まさに妄想全開、煩悩全開って感じ。それでも、彼の目の前で自分の運命と周囲の大人たちに翻弄され人生の浮き沈みを体現するマレーナを助けることもできず、ついに独り村を去るマレーナをただただ黙って見送るシーンはちょっとだけ泣けてしまいました。でもその後彼の取った行動によって、少年だった時に彼が抱いていたマレーナへの思いをうまく昇華させ、彼を大人へと成長させたように思います。そう、大人になるってこんな感じですよね。

と、まぁ、作品自体はとても楽しく鑑賞出来たのですが、ちょっとだけ気になる点が。なんとマレーナの声優さんがあの勝生真砂子さんだったんですよ。つか、勝生真砂子さんといえばあのSATCのサマンサの声でおなじみな訳でして、というわけで、マレーナが嫌がるシーンもあの声なもんだからなんだか複雑この上ない感じでした。ヤメテェーン、てな感じ(笑)。
*****作品データ*****
マレーナ
MALENA(2000年/イタリア・アメリカ)
監督:ジュゼッペ・トルナトーレ
出演:モニカ・ベルッチ、ジュゼッペ・スルファーロ、ルチアーノ・フェデリコ
公式サイト:http://www.gaga.ne.jp/malena/
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posted by クマ at 15:02 | Comment(0) | TrackBack(0) | ★★★☆☆



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