2008/05/22

『ゲルマニウムの夜』

人を殺し、育った修道院兼教護院に舞い戻った朧。ゲルマニウムラジオから流れてくる“神の囁き”を聴きながら、神の存在を試すかのように修道女を犯し、暴力の衝動に身を任せ、欲望のままに生きようとするが…。

本日の作品は『ゲルマニウムの夜』。花村萬月の同名小説を映画化した作品とのこと。芥川賞受賞作とのことですが残念ながら原作は未読。AMAZONのレビューなんかを覗いてみると結構評価高いみたいですが、残念ながら私には何が言いたいのかさっぱりわからなかったというのが正直なところ。こういった雰囲気の作品は嫌いではないんだけど、ただひたすらに繰り返されるエグい描写に毒されて疲れ果ててしまったといったところでしょうか。

神への挑戦?冒涜?ラストの「臭いには善も悪もない」という言葉に全てが託されているんだろうなぁとかぼんやりと思うのですが、表現があまりにもグロテスクすぎて思考回路停止状態。もうどうでもいいやって感じ。同じような内容の作品でも洋画だと結構平気なんだけど、さすがに邦画だとリアルすぎて辛い。後味悪いよー。

これだけ嫌悪感を抱かせる作品って言うのも珍しいなぁと思うのですが、その要因としてあげられるのがキャスティングの巧さかと。主人公朧(ろう)を演じた新井浩文のあの目つき(下手なホラー映画より怖い)も半端なく凄いけど、個人的には小宮院長を演じた石橋蓮司が強烈だったと思う。あのどうしようもなく最低な役をあれだけ演じきるのって凄いよなぁ。

何度か観たら少しは理解度は増すのかもしれないけれど、さすがにもう一度観る気にならない。小説は読んでみたいような気がしなくもないけれど。あと観賞後も少し気になっているのは、ゲルマニウムラジオからはどんな音が聞こえてくるのだろうか、ということ。機会があったら試してみたいと思う。
*****作品データ*****
ゲルマニウムの夜(2005年/日本)
監督: 大森立嗣
原作:花村萬月 『ゲルマニウムの夜
出演:新井浩文、広田レオナ、早良めぐみ、木村啓太、大森南朋、津和孝行、大楽源太、山本政志、三浦哲郁、石橋蓮司
公式サイト:http://www.aratofilm.com/index.htm
  →この作品をAMAZONで確認

posted by クマ at 22:24 | Comment(0) | TrackBack(0) | ★☆☆☆☆



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